Artists
略歴 - Profile -
1919年 兵庫県神戸に生まれる。
1933年 大阪美術学校に短期間かよう。
1937年 阪神急行電鉄株式会社に就職。商業デザインを担当。
1952年 渡仏。以後パリに居をかまえる。
グランド・ショミエール校に通い、ゴエルグの指導の下に学ぶ。
相前後してパリに来た田淵安一、金山康喜、野見山暁治、小説家小川国夫や
滞仏中の岡本太郎らと親交する。
1953年 クランヴァン画廊と契約を結ぶ。
1955年 リトグラフィー(版画)を始める。
1960年 ラミラル・ムーシュの家(本来詩人のルネ・アルコスの為に建てられた家)に
居をかまえる。
1967年 ドイツ国境近くのナショナル・ルートNo.4路上で、愛車のポルシェを運転中に
事故を起こし、一命はとりとめたものの完治までに8年を要した。
1969年 東京国立近代美術館ロビーの壁に作品《フェスティバル・ド・トウキョウ》を
設置する為に17年ぶりに帰国。
1971年 レジオン・ドヌール・シュバリエ章受章。
1972年 ハノーバー国民銀行のたまのステンレス・スティールのレリーフを制作。
1975年 《菅井汲作品集 1952−1975》 が刊行(美術出版社)。
1996年 日本に一時帰国していた折に入院することとなり、そのままその年に死去。
紫綬褒章受章。
個展 - Solo Exhibitions -
1954年 クランヴァン画廊、パリ
1957年 ル・ジャンドル画廊、パリ
1958年 クルーズヴォ画廊、パリ
1959年 クーツ画廊、ニューヨーク (64年画廊が閉鎖されるまでほとんど毎年)
1960年 「回顧展1952−1960」レーヴェルクーゼン国立美術館、ドイツ
1964年 グレンヒェン画廊、スイス
1966年 昭和40年度芸術選奨文部大臣賞を受賞
1967年 「回顧展1953−1967」 オスロ美術館、ノルウェー
1968年 南画廊、東京
1974年 アヌンツィアータ画廊、ミラノ
1976年 南画廊、東京
1983年 南天子画廊、東京
「回顧展1952−1983」 西武美術館 1984年に大原美術館(倉敷)に巡回
1987年 南天子画廊、東京
1988年 ブルスベルグ画廊、ベルリン
1990年 アールキュリエール画廊、パリ
1991年 南天子ギャリーSOKO
芦屋市美術博物館
1997年 「菅井汲 版画の仕事 1955−1995」 高松市美術館 他巡回
2000年 「菅井汲展」 兵庫県立近代美術館、東京都現代美術館
2015年 「菅井汲展 南天子画廊55周年記念」
グループ展 - Group Exhibitions -
1954年 カーネギー国際美術展、ピッツバーグ
(1958、1961、1964、1967、1970年も出品)
1957年 サロン・ド・メエ、パリ (以後1969年を除いて毎年出品)
1958年 ブリュッセル万国博覧会の「20世紀美術」展
1959年 リュブリアナ国際版画展、ザグレフ近代美術館賞を受賞
サンパウロ・ビエンナーレ
1961年 スイスのグレンヒェン色彩オリジナル版画国際トリエンナーレで大賞を受賞
日本国際美術展で優秀賞を受章
1961年 リュブリアナ国際版画展で第3席となる
1962年 ヴェネチア・ビエンナーレでデヴィット・ブライト基金賞を受賞。
1964年 パリ青年ビエンナーレ (「詩の夕べ」で詩人の大岡信と出会う)
「10年間の絵画と彫刻」展、テート・ギャラリー、ロンドン
第3回ドキュメンタ、カッセル
1965年 サンパウロ・ビエンナーレで外国作家最優秀賞を受賞
1973年 ノルウェー国際版画ビエンナーレで名誉賞を受賞
1974年 「戦後日本美術の展開」 東京国立近代美術館
1979年 「現代美術・戦後」 神奈川県立近代美術館
1986年 「前衛の日本1910−1970」 パリ国立近代美術館、ジョルジュ・ポンピドー・センター
1992年 「20世紀後半の美術に向けて:ザントフェン・コレクション」 リヒテンシュタイン国立美術館