A Day At The Met Museum 2024 oil on canvas 122.0×182.8cm
Back to Post 2020 oil on canvas 122.0×182.8cm
今回6年振りに開催する依田洋一朗展のテーマは、
"Days at The Metropolitan Museum of Art"です。
メトロポリタン美術館はアーティスト、ミュージシャン、作家などをサポートする
意味合いで、彼らにセキュリティ・ガード(監視員)の仕事を提供しています。
画面上に描かれているセキュリティ・ガードはそうした人達で、多くは依田洋一朗の知己です。
作品の画中画の作者ジャクソン・ポロックも嘗てセキュリティ・ガードとして働いておりました。
依田自身も2000年代初頭から10年間働きました。
美術館より支給された黒い革靴は、今でも依田の手元に保管されています。
依田はニューヨークの古いホテルや取り壊されてきた劇場をモチーフに、失われていく古き良き時代の
ニューヨークを様々なかたちで表現してきました。
日本では2012年と2019年に三鷹市美術ギャラリーで個展(2019年は日々是アート/ニューヨーク、
依田家の50年)を行っています。2016年に開催された瀬戸内国際芸術祭では、女木島に映画館
「女木島名画座」を作り、ドキュメンタリー・フィルム「42丁目、終焉の日々」を上映しています。
昨年はニューヨークで個展「The Crossing」(Nowhere NYC画廊)を開催するなど、
現在も様々な活動を精力的に行っています。